WSL/MinGW 環境

1 概要

Windows で Linux 向け C コードをビルドするには、Linux 互換の開発環境が必要です。主な選択肢として、WSL (Windows Subsystem for Linux) と MinGW (Minimalist GNU for Windows) があります。WSL は Windows 上で Linux カーネルを動作させる仕組みで、実際の Linux 環境とほぼ同じ開発体験が得られます。MinGW は Windows ネイティブで動作する GCC ツールチェインを提供します。

このリポジトリは Linux (GCC/WSL) と Windows (MSVC/MinGW) のクロスプラットフォーム開発をサポートしています。Windows での開発には、あらかじめインストールされている Visual Studio Build Tools (VSBT) と Git for Windows を使用します。Start-VSCode-With-Env.ps1 スクリプトがこれらの環境変数を自動設定して VS Code を起動します。

WSL を使う場合は Linux 環境と同様の手順でビルドでき、MinGW (Git for Windows 付属) を使う場合は Windows ネイティブバイナリのビルドが可能です。

2 習得目標

3 学習マテリアル

3.1 公式ドキュメント

4 このリポジトリとの関連

4.1 使用箇所 (具体的なファイル・コマンド)

Windows での環境セットアップ (PowerShell):

. .\Start-VSCode-With-Env.ps1 -EnvOnly

.\Start-VSCode-With-Env.ps1

Start-VSCode-With-Env.ps1 が自動設定する環境変数:

Start-VSCode-With-Env.ps1 が設定する環境変数一覧
環境変数 内容
PATH Git for Windows (MinGW) のバイナリパスを追加
INCLUDE Visual Studio Build Tools のインクルードパス
LIB Visual Studio Build Tools のライブラリパス

WSL を使った Linux ビルドの確認:

gcc --version     # GCC のバージョン確認
make --version    # Make のバージョン確認
make              # ビルド実行

OS による出力ファイルの違いの例:

OS による出力ファイルの違い
種別 Linux Windows
動的ライブラリ libcalc.so libcalc.dll
静的ライブラリ libcalcbase.a libcalcbase.lib
実行ファイル add add.exe

4.2 関連ドキュメント